2010年03月14日

Blanchard, et al. “Rethinking Macroeconomic Policy.”

Blanchard, Olivier, et al. “Rethinking Macroeconomic Policy.” IMF Staff Position Note. 12 Feb. 2010. 13 Mar. 2010 < http://www.imf.org/external/pubs/ft/spn/2010/spn1003.pdf >.

リフレ関連のサイトで話題の論文。聞き慣れない経済・金融用語に多少苦労したが、インタゲについてはゼロ金利制約(zero interest rate bound)を避けるために危機以前よりも高い水準(具体的に登場する数字は4%)にしておくのが良いそうだ。平時から高めのインフレ目標を掲げておけば、デフレの際、流動性の罠に陥ることなくインフレ期待を生むことができる(という理解でいいのだと思うけれど)。興味深かったのは、従来の金融政策に加えて過剰なレバレッジやリスクの規制をも中央銀行が担うべきという提言で、それに対しては中銀がインフレ容認に流れやすいからという反論が紹介されていた(p.12)。ここでも「日本(日銀)の常識、世界の非常識」を実感。昨今の議論では、非自発的失業者を余剰者と呼ぶような諦めムードが漂い始めている。どれほど識者がネットを通じて啓蒙活動を行おうが、下々の民草にマクロ経済のなんたるかを理解できようはずもない。だからこそ、政治家にはしっかりと「デフレ脱却」への舵取りを期待したいのだが…。
posted by ta at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 文献レヴュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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